東北
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2024.03.10
Colors
清く澄んだ海に溶け合う、
常緑の松と白い岩肌。
この世の浄土かと見まがう風景は
永遠という時間を刻むかのよう。
本州最東端の地を擁する、岩手県宮古市の浄土ヶ浜。
この地を代表する景勝地は
「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆した
宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖和尚が名付け親と伝えられます。
透明度の高い海、常緑の赤松、林立する白い流紋岩が調和する風景は、
約5200万年前から変わらぬ、自然が織りなす美しき一枚絵です。
自然が作り上げた「浄土ヶ浜 エターナルグリーン」は、
良き時も試練の時も共にあった市民の心の拠りどころとして
人々の想いを未来へとつなぐ色となります。
[ストーリー監修:内澤稲子]
浄土ヶ浜 エターナルグリーン
東北 岩手県 宮古市
「浄土ヶ浜」
三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置する岩手県宮古市の景勝地。県の木でもあるナンブアカマツの緑と岩肌の白、海とのコントラストが映え、見る人の心を震わせます。地名は天和年間(1681〜1684)、霊鏡竜湖和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆し七言絶句を詠んだことから名付けられたといわれます。また、1917年7月に訪れた宮沢賢治は「うるはしの海のビロード昆布らは寂光のはまに敷かれひかりぬ」という歌を詠みました。