東北
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2024.03.10
Colors
樹液の一滴が、悠久の時間を重ねて
化石化した奇跡の色。
太古のロマンにひととき、
想いを馳せる。
琥珀とは、樹木の分泌する樹液が地中深くに埋もれた後、数千年という年月を経て化石化したもの。
岩手県北東部に位置する久慈市は、そんな琥珀の世界4大産地です。
特に久慈の琥珀は、約8,500万年~約9,000万年前の中生白亜紀後期に属するもので、世界的に最も古い時代の琥珀といわれています。
1997年には世界で初めて「鳥類の後羽」を含んだ琥珀が発見されるなど、学術的にも価値ある久慈の琥珀。
太古のロマンに満ちたその奇跡の宝石は、「久慈 アンバーイエロー」の光彩を放ちながら人々を魅了し続けます。
画像提供:久慈琥珀株式会社
久慈 アンバーイエロー
東北 岩手県 久慈市
「久慈の琥珀」
岩手県久慈は、日本一の琥珀の産地。およそ8,500万年以上前の地層から採掘される久慈の琥珀は、貴重な絶滅種の昆虫が含まれる昆虫化石としても貴重なものです。久慈地方の琥珀の採掘は室町時代に始まり、江戸時代には南部藩の特産品に。かつてこの地域では「くんのこ(薫陸香)」と呼ばれ、燃やして蚊いぶり(蚊よけ)に使われていた時代もあったとか。