Project

事例

2021.11.16

東北

いわてのいいイロGlass pen.

【2021年11月22日更新情報】

「いわてのいいイロGlass pen.ーさんてつトリコロールー」は、初回生産分のガラスペンが販売1週間で完売となりました。多くのお客様に、関心を寄せていただきました。本当にありがとうございます。
貴重な一本を手に入れた皆様は、「さんてつトリコロール」のストーリーを乗せたガラスペンを通じて、三陸鉄道様を引き続き応援いただけますと幸いです。
「いわてのいいイロGlass pen.」は、通常のガラスペンよりも3倍以上の手間がかけられており、オールハンドメイドで一本一本大事に作られているそうです。今後は、次回の販売に向けた製作期間に入ります。是非楽しみにお待ちいただければと思います。
尚、pen.様では店頭にてサンプル品をご用意されているそうです。実物を一目見たい方は、ぜひ訪れてみていただければと思います。

「いわてのいいイロGlass pen.ーさんてつトリコロールー」とは

2021年11月16日(いいイロの日)に、オリジナルガラスペン「いわてのいいイロGlass pen.ーさんてつトリコロールー」を発表しました。このガラスペンは、三陸鉄道を応援する「いわてのいいイロ発信プロジェクト」の一環としてpen.により開発され、日本地域色協会に登録されている地域色「さんてつトリコロール」を使った応援商品です。pen.と三陸鉄道で販売され、売上の一部は三陸鉄道の支援に活用されます。

2019より「いいイロ」活用の第一号製品「いわてのいいイロCOLOR INK」(全11色)を製作しておりましたが、万年筆インクとして製作することが難しかった『さんてつトリコロール』に今回ガラスペンの製品化で挑戦をしました。

「いわてのいいイロGlass pen」と「さんてつトリコロール」のイメージボード

制作過程

①ガラスペン製作のため三陸鉄道を視察

整備中の三鉄車両を見学/左から、pen.の菊池保宏さん、三陸鉄道の前田邦明さん

ペンレストのイメージづくりのため「枕木」について説明をいただきました。
最近では耐久性の課題から、木製からコンクリート製への移行が進んでいる。

運行本部長の金野淳一さん(右から2番目)より車両についての説明をいただきました。

②ガラスペン制作現場

Seed Lampworkの平野元気さん(右側)の工房で、ガラスペンの製作行程を見学しました。
菊池さんからイメージのみを伝えられ、デザインの検討は平野さんが進めました。

4つのガラスパーツをバーナで接着して一本のペンを作って行きます。一本一本が繊細な手作りの作品です。

③完成したガラスペンをお披露目

完成したガラスペンを三陸鉄道代表取締役社長の中村一郎さん、経営企画部長の高橋政喜さんにお披露目
三陸鉄道のホームにて記念撮影(左から、pen.代表の菊池正宏さん、三陸鉄道社長の中村一郎さん、日本地域色協会代表理事の竹村育貴)

④完成したガラスペンの取材もいただきました

IBC岩手放送ニュースエコーのテレビ取材の様子
いわてのいいイロGlass penの試し書きも記者さんに体験いただきました。

⑤11月16日「いいイロの日」に三陸鉄道様にて発表会を行いました。

三陸鉄道にて行われた記者発表での記念撮影(左から、三陸鉄道社長の中村一郎さん、日本地域色協会代表理事の竹村育貴)

記者発表会では、中村社長、三陸鉄道のスタッフの皆様にガラスペンの試し書きも行われました。参加者の皆さんは、カラフルなインクと滑らかなガラスペンの書き心地を楽しみました。
記者発表には新聞社、テレビ局、市広報の皆様にもご同席いただき取材をいただきました。

pen. 代表 菊池保宏氏コメント

日本地域色協会様のコンセプトに共感をしたことをきっかけに「いわてのいいイロ」のプロダクト化をさせていただいております。
今回の『いわてのいいイロ Glass pen.』は三陸鉄道様の車両カラーでもある「さんてつ トリコロール」で表現させていただきましたが、ガラス作家の平野さんに一貫してお願いをしたのは、普遍性が感じられるように、ということでした。1984年の開業から37年の間、様々な時代があったと思いますが、いつの時代もその地に生きる多くの方々の日常を支えてこられ、これからもそう在り続けられる三陸鉄道様の普遍さを感じられるプロダクトが完成したと思っています。
日本地域色協会様の取り組みや『いわてのいいイロ Glass pen.』を通じて、今まで以上に多くの方々へ三陸鉄道様の魅力を伝えられるきっかけになることを願っています。」

「いわてのいいイロGlass pen.」商品情報

いわてのいいイロGlass penは、専用の収納ケース二ガラスペン本体とペンレストが同梱されています。

[商品詳細]
1981年の開通から現在も車両に使われ続けている赤・青・白の「さんてつトリコロール」をガラスペンで表現。ガラスペンは筆記の最中に時々ペンを回して使用しますが、その際特徴的なツイスト部分が波打つように動いて見えます。ガラスペンに付属するペン置きは、岩手県宮古市の枕木工場で使用されている岩手県産のクリの木を使用し、岩手県工業技術センターの協力のもと製作されました。また、ペン置きのデザインは三陸鉄道車両の赤・青ラインをイメージにしています。商品化粧箱は「いわてのいいイロCOLOR INK」同様、盛岡市の福士紙器店で製作しています。

[販売価格]27,500円(税込)
[商品内容]・いわてのいいイロGlass pen.…1本
      ・ペンレスト…1個
      ・収納ケース…1個
      ・いわてのいいイロ COLOR BOOK…1冊
[販売場所]pen.(〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1丁目6−16)
      三陸鉄道「さんてつや」(〒027-0076 岩手県宮古市宮町1丁目1−80)
      ※初回生産分のガラスペンは完売となりました。
       次回の販売につきましては、また改めてpen.様のWEBサイトでご案内いたします。

ガラスペン製作者

ガラス作家 平野元気【Seed Lampwork】

僕はガラス作品を作ることで、人や場所とご縁が繋がります。
今回製作したガラスペンが、三陸鉄道様のモットー『笑顔をつなぐ、ずっと・・・』の一助になれたら嬉しいです。
景色や空気も含めた『いわてのいいイロ』を見つけに、ぜひ現地に足を運んでいただければ幸いです。

https://www.instagram.com/genki.hirano/

【略歴】
1981 年 岩手県北上市生まれ
2006 年 ガラス工房てくてく 所属(北海道小樽市)
     小樽ADVANCE倶楽部 所属( 北海道小樽市)
2008 年 ガラス体験工房森のくに 所属( 岩手県花巻市)
2015 年 Seed Lampwork 設立( 岩手県北上市)
     岩手県北上市在住

関連リンク

■地域色「さんてつトリコロール」
https://www.1116nippon.net/colors/santetsu-tricolore/

■三陸鉄道株式会社 (岩手県)
https://www.sanrikutetsudou.com/

■筆記具のセレクトショップ『pen.(ペン)』 (岩手県盛岡市)
http://pen-iwate.com/

■いわてのいいイロGlass pen 製作風景(動画)
https://fb.watch/9ibVH-iv_2/

【写真撮影、Movie】

菅原茉莉(LITERS)
https://www.instagram.com/liters.morioka/

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