東北
【日本酒・千両男山】「Senryou Otokoyama ”amane.(アマネ)”」
2022.07.15
Project
日本地域協会では、認定特定非営利活動法人桜ライン311さんの活動を地域色「陸前高田 ゆめブロッサム」を通じて応援しています。「陸前高田 ゆめブロッサム」は2014年に制定された地域色で、岩手県陸前高田市で活動する桜ライン311さんのブランドカラーの一つであるピンク色を採用しました。
桜ライン311さんは、2011年に東日本大震災で発生した津波の最大到達地点に桜を植樹し、後世に津波の記憶を伝え残す活動を続けており、現在は2200本を超える桜が植樹されています。桜は17,000本植樹することを目標としており、まだ長い年月がかかります。成長する桜も日々の手入れは欠かせません。これからも多くの皆さまに一緒に永く応援いただきたいと思っています。
日本地域協会では、「陸前高田 ゆめブロッサム」を活用して作られた商品を通じて、桜ライン311さんの活動の応援をさせていただいています。
最初に「陸前高田 ゆめブロッサム」を使った商品には、万年筆用のインクで岩手初のご当地インク「いわてのいいイロ COLOR INK」があります。この商品は、岩手県盛岡市でオリジナル文具をプロデュースする「pen.」さんが企画開発した万年筆インクです。2019年に販売を開始し、「陸前高田 ゆめブロッサム」を含む全12色がこれまで1800本以上販売されています。
また、商品ではなく公共施設に使われた事例もあります。2024年、岩手県盛岡市に整備された野球場「きたぎんボールパーク(いわて盛岡ボールパーク)」でも、地域色「陸前高田 ゆめブロッサム」を採用いただきました。この球場は、盛岡市と岩手県の共同事業で整備され、県民球場としての役割も担うことから、岩手県北沿岸の地域をストーリーで繋ぐ地域色が4色活用されました。「陸前高田 ゆめブロッサム」は、3塁側スタンド、選手入口やロッカールームの塗装色に使われています。この球場では、「陸前高田 ゆめブロッサム」の他に、岩手県北部・二戸市で生産される国産漆を応援する「浄法寺 うるわしレッド」、琥珀の世界4大産地の一つである久慈市で採掘される琥珀を応援する「久慈 アンバーイエロー」、東日本大震災からの復興のシンボル三陸鉄道(愛称:さんてつ)の車体カラー「さんてつ トリコロール」も使われ、岩手の地域資源を応援する色が共に活用されています。
これらの「陸前高田 ゆめブロッサム」の利用料の一部を、日本地域色協会を通じて桜ライン311さんの活動応援に届けました。2020年と2023年には、桜の苗木1本分の寄付をさせていただいています。寄付後に桜ライン311さんからいただいたお手紙には、「陸前高田 ゆめブロッサム」のインクで書かれたお礼が添えられており、色を通じたストーリーを共有できていることが嬉しかったです。
2023年11月には、陸前高田で開催された植樹会へも参加させていただきました。新型コロナウイルス感染症の拡大により中止していた「集合型植樹会」の再開に合わせ、協会も参加しました。
植樹会の当日は、岩手県内外から70名以上の方々が参加しており、日本地域色協会でも1本の苗木の植樹を行わせていただきました。実際に桜の植樹を行った場所は、作業のしやすい平地でしたが、穴を掘る作業は少し大変でした。ただ、他の植樹場所は山の斜面など作業の難しい場所や個人の土地もあり、丁寧に植樹活動を進めているとのことでした。
2023年11月に植樹した桜が咲くのは2025年の春頃だそうです。桜が咲くのを心待ちにしながら、引き続き桜ライン311さんの活動を応援させていただきます。
桜ライン311さんの植樹会は、春と秋に開催されています。是非、皆さまも陸前高田の現地で桜の植樹を通して、震災の記憶、自然のこと、地域のこと、防災のことなど思い思いの時間を過ごされてはいかがでしょうか。
地域色を通じて、一緒に桜ライン311さんの応援をすることに興味を持っていただけた方は、是非お気軽にお問い合わせください。
■認定特定非営利活動法人 桜ライン311
https://www.sakura-line311.org/
■陸前高田 ゆめブロッサム
https://www.1116nippon.net/colors/rikuzentakata-yume-blossom/
■pen.(ペン)
http://pen-iwate.com/
■いわてのいいイロCOLOR INK
https://www.1116nippon.net/project/iwate1116color-ink/
■きたぎんボールパーク(いわて盛岡ボールパーク)岩手県盛岡市
https://www.1116nippon.net/project/iwatemoriokaballpark/
■きたぎんボールパーク 公式サイト
https://iwatemorioka-bp.com/